フリンダースの駅がメルボルンの顔だったなんて!
Brother Baba Budan(カフェ)から、いとことの待ち合わせ場所に向かうことに。
指定されたのは、「Flinders Street Station」。
徒歩10分とGoogle Mapさんが言うので、歩いてみます。
朝は肌寒いと思っていたのに、太陽が眩しくて段々暑くなってきました。
あっという間に、着いた!
私はメルボルンのことを本当に何も知らなかったので、初めはこれが正面か? と思い写真を撮ってみました。
でも、いとこから「時計がたくさんある階段で」と言われていたので、一生懸命探します。
川が出現。
汚い川だな!
(あとから調べたら、ヤラ川っていうらしいですね)
少し眺めてから、5分ほどふらついて、やっと見つけました。
これだー!
どどーん
オーストラリア国内初の駅!
メルボルンの顔!
色々なキャッチコピーを聞くと、その偉大さがあとになって分かってきます。
その時は、オシャレな駅だな~くらいにしか思っていませんでした。もっと引きで写真を撮った方がキレイだったな。
周りには美しい教会や、大坂なおみさんの試合が中継された広場など賑やかな場所で立っているだけで楽しい場所でした。
時計の下で思うこと▶▶▶
上段から交差点を行き交う人々を眺めていたら、日本では見られない様々な人種やスタイルの人々が共存していると思い知らされた。
なんて快活な街だろう。
日本でも最近は外国人旅行客や移住者が増えたし、混血の子どもも珍しくない。それでも、単一の文化、単一の民族の国。様々な文化が混ざり合った暮らしってどんなものだろうって想像するけど、私には学ぶことは出来ても感覚としては未知の世界だ。だからこそ、気になる!
以前、カナダのトロント出身の友人が、「みんなバラバラに暮らしていて文化がない。他人に関心もない。だからカルチャーが一つだけの日本に来た」と言っていた。実際に住んでみて、一つのカルチャーの暮らしはとても良いらしい。多文化の街にきっと寂しさを感じていたんだろうなと私は想像する。私が想像するには、東京や大阪が精いっぱい。私は都会のそういうバラバラさ、無秩序さに孤独を感じて引っ越しをしたので、全く理解できない訳じゃない。・・・気がする。でも、メルボルンにはその寂しさをあまり感じなかった。といっても、私はただの旅行者。こんな一瞬では、街のことなんて何も理解できないのはわかってる。
メルボルンに留学経験のある別の友人は、日本人であることから差別を受けたそうだ。とても心苦しい話だった。そのことを現メルボルン在住者に話すと、「ここ10年でかなりメルボルンも変わった」と教えてくれた。根付いたものが変わるには相当な労力や時間がかかるけど、この街はきっと良い方向に進んでいる気がする。フリンダース駅から眺める交差点には、そう思わせる太陽の光が降り注いでいた。